意外な盲点

あまり英語の知識的なものとは関係ないのですが、有名どころの国で意外にパッと生徒が答えられない国名が実はイギリスであったりするわけです。
 
英作文で「あなたはイギリスに行ったことがありますか」みたいな問題が出たとしましょう。
 
大体生徒が書くイギリスに該当する英単語はEnglandが筆頭に上がるわけです。で、次に来るのがBritainか、まぁおかしなのになるとBritishとか完全に品詞を間違って答える場合もあるのですが、やはりこれは問題集の模範解答をそのまま覚えた結果だからかもしれません。(結構あるんですよね…イギリスをEnglandって書いてる問題集が…(-_-;))
 
これが例えばロンドンに観光旅行に行ったとして、「こないだイギリスに行ったよ」みたいな文脈なのであればI went to England.で何ら問題はないのですが、その一方で、イギリス国内で、イギリス=イングランドという思考回路がバレると明らかにスコットランド人やアイルランド人、ウェールズ人はいい顔はしないでしょう。まぁ言ってる本人はそんなつもりはさらさらないのでしょうけども・・・。
 
これは「アメリカ」という単語も同様ですね。
「私はアメリカに行ったことがある」という英作文の場合、このアメリカというのは、北米や中南米を含むアメリカ大陸に行ったことがある、という意味ではなく、十中八九アメリカ合衆国のことを指していると思われるわけです。
 
それであればやはりここはアメリカではなく、the USと書くべきかと思うわけです。
 
と、こんなことを書いていると、先日ある英文で出てきたDubaiの話を思い出したのですが、これは次回にまわします・・・(^_^;)。