レグラボチラシの問題解説です。
掲載箇所はこちら↓なのですが、
え? ちょっと見づらいですか?(^_^;)
ということで、もう一度、問題を確認しますと・・・
Q1 ほっといてよ!
Q2 アメリカの首都ってどこ?
Q3 彼のお父さんは銀行に勤めてるよ。
Q4 お大事に。
この日本語を 「パッ」と英語で言えるかどうか を試す問題でして、
いずれも入試で頻出の超基本問題ですので、
時間をかければできるのですが、
要は条件反射的に口から出るかどうかを見るためのテスト
であるわけです。
因みに、
これらの問題は、レグラボ中1生用テキストから抜粋したもので、
レグラボで勉強されると、
こういうフレーズも口をついて出るようになります。(^^)
チラシがお手元にない方は、
スマホを片手に
お子様に出題されてみてはいかがでしょうか?
(鬱陶しがられるかもしれませんが・・・(^_^;))
それでは、行きましょう!
Q1 ほっといてよ!
解答:Leave me alone!
決まり文句です。ですので、このまま丸ごと覚えてもらうのが一番手っ取り早いのですが、一応解説しておきます。
leaveは「放っておく」「そのままにしておく」という意味の動詞です。
この場合、leaveの後ろに "me alone" というフレーズが来てますので、
me(私) が alone(一人ぼっち) だ
という状況を
leave(そのままにしておく)してよね
という「命令文」になるわけですね。
ですので、「放っておいてよ」となるわけです。
この文章の me を him に変えて
Leave him alone.とかにすると、
「そっとしといてやれ」みたいな訳にもなったりするわけです。
同じ要領で、
Leave me alone.
の動詞 leave を let(許可する)に
alone を go に変えると
Let me go. となりまして
me が go する状況を let(許可)して!
すなわち、「行かせて」 → 「放して!」となるわけです。
ここまでが理解できると、以前大ヒットしたアナ雪の
Let it go. も、もうわかりますよね?
it が go するのを let(許可)して!
なので、
アナ雪の例で言うと
it(エルサが持ってる内なる力)が go(解き放たれて行く)する のを let(止めないで)して
みたいな感じで
最終的に
「ありの〜♪ままの〜♪」
となるわけです。
こういうフレーズを中1段階で言えるようにしておくと、中2・中3で第5文型(SVOC)という、あまり生徒側からすると面白くもなんともないしっかりと勉強しておかなければならない単元があるのですが、そこでゴチャゴチャ説明しなくても「ああ、あれか」と非常にスムーズに理解してもらえるわけです。
1問目だけで、エライ脱線しました。次行きます。
Q2 アメリカの首都ってどこ?
解答:What's the capital of the U.S.?
これは、ポイントが2つあります。
1つは、ついつい文頭を
Where から始めた方?
いませんか?(^^)
日本語通り
Where's the capital of the U.S.?
としたらアカンのか?と言われると
アカンのです。
Where にしちゃうとですね、
アメリカの首都というのはどこに存在してるのか?
という意味になり、尋ねられた人からしたら
そら、アメリカの首都やねんから、アメリカにあるに決まっとるやろ
となるわけです。
間違えた方、気をつけましょう。
2点目は、少し細かいように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
日本人が苦手とする冠詞に関することです。
首都 captal の前に付いている冠詞の the ですが、
これは必ず the でなければなりません。
冠詞をつけなければならないことまでは意識が行ったとして、
a を付けた人もいるのではないかと思うのですが、
冠詞 a は基本的に「どれでもいいから1つ」という意味です。
一方、the は基本的に「1つしかないものにつける」
というルールがあります。
ですので、
太陽も月も地球も東西南北なども全部 a ではなく the。
太陽いっぱいあったらエライことなりますよね・・・。
アメリカの首都も1つしかありませんので、 the です。
あ、因みに首都は capital city でも構いません。
Q3 彼のお父さんは銀行に勤めてるよ。
解答:His father works for a bank.
ここも2点あります。
1つ目は超々基本ですが、
勤めてる → 勤めている → ている
に引っ張られて working にしないことです。
進行形はあくまでも今、この現時点だけに注目するもので
日々の習慣化されたことや継続的な事実に関しては現在形を使います。
2点目。
これは英作文だと気付く生徒もいるのですが、
話し言葉だとついついてやってしまうのが、
「銀行で」 の 「で」 に引っ張られて
at a bank としてしまう人。
場所を表す前置詞 at を使ってしまうと、
「銀行の建物」で働くという意味になり、
必ずしも彼のお父さんが銀行員である必要性が出ないわけです。
例えば、銀行でガードマンとして働いていたり、
あるいは銀行の社員食堂で働いていたり、と。
この文脈では明らかに彼のお父さんは銀行マンでしょうから
for a bank でなければなりません。
因みにここで先程の復習ですが、
冠詞を the にして for the bank としてしまうと、
「彼のお父さんて、ほら、例のあの銀行で働いてるんやで」
みたいに、
会話をしている二人だけの間で
共通認識の(従って1つに特定される)銀行
という意味になってしまうので、
この場合は a の方が良いでしょう。
ラストクエスチョンです。
Q4 お大事に・・・
解答:Take care of yourself.
これこそ、決まり文句です。そのまま覚えましょう。
ただし、ここで使われている
take care of「〜の世話をする」「〜の面倒を見る」
という熟語は、
特に高校入試では、「これ知らん受験生おんの?!」
と言われるぐらい、
「受動態」関連の問題で頻出の超有名熟語の1つなのですが、
それがこういう形でいざ聞かれると
なかなかこのフレーズがサッと出ない高校生もたくさんいるので、
念のためということで出してみました。
あと、TOEICなんかでは、
「それ、私があとでやっときます」みたいなニュアンスで
I’ll take care of it later.
みたいな使い方で出題されることもあります。
take care of = 世話をする
といった感じで機械的に覚えてると、
もしかしたら面食らうかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
文法を学ぶことはもちろん大切なのですが、
全く白紙の状態で、一から日本語で文法解説をしていくのと
文法は知らないけど「こういう時はこう話す」みたいな、
フレーズが口から出てくる状況で文法を学ぶのとでは
理解するための負荷のかかり方が全く異なってきます。
特に英語学習の初期段階で英語を音声から取り入れ
耳と口を使って学習する際に、幅広い表現フレーズを学んでおくと
色々な点で受験英語の勉強が
カンタン・スムーズ
になると考えるわけです。
というわけで、皆さんもレグラボで一緒に頑張りませんか?(^^)
お気軽にお問い合わせ下さいm(_ _)m
つかえる受験英語指導 LEGLABO@阪急西宮北口
TEL:0798-69-1358