センターリスニング

いわゆる筆記タイプの試験の偏差値は高いのに、リスニングがからきしダメという高校生がまだこのご時世でも結構いるんだなと新入生が入ってくるたびに再認識させられるわけです…(-_-;)

で、このパターンの生徒に「シャドーイングというトレーニング法を知ってる?」と聞くとたいがいが知らないか、あるいは知っていてもあまりちゃんとやっていないというケースであることが大半(というかぶっちゃけのところ100 %そう)なわけです。

なぜこんな書き方をするかというと、シャドーイングをきっちりしていれば、あるいは指導者がシャドーイングをきっちりやらせていれば、時間をかければ必ずリスニングはできるようになるからです。ところが特に進学塾タイプの指導で英語を文法ベースで勉強した生徒にはこのトレーニングをしていないがためにリスニングができてないことがかなり多いわけです(まぁ、自分もそこにいたからわかるんですが)。

で、そういう生徒にも入塾と同時にシャドーイングをさせていくのですが、最初はこれが全然できません。でもそれが普通です。普通なので、本人にもそれでいいから気にせずにどんどん練習させます。そうやってめげずにずっと続けさせていくと、ある時点から「そう言えば最近随分言えるようになってきてるな」とこちらが気づく時が来ます。それぐらいの時期からマーク模試のリスニングはたいがい50点満点で40点は切らないようになってきます。ココらへんまで来るとあとはセンターならセンターの過去問を使って出題パターンや傾向に慣れさせると45前後ぐらいで安定するようになります。いわゆる9割ラインですね。まぁこちらとしては満点を目指して欲しいところでもあるわけですが、生徒は英語だけやってりゃいいわけでもないので、そのあたりを一つのゴール地点にしています。