ゆすがない、すすがない文化

随分前のことになるのですが、何かのバラエティ番組でイギリスの生活ぶりが紹介されており、その中で、イギリス人は食事のあと、皿を洗う際に洗剤を流さないことがクローズアップされていました。

その奇妙な風習に番組のスタジオ内のコメンテーターやゲストも結構引いてはいたものの、これも一つの文化の違いかと、その時は流していたのですが、いざ自分がそこで暮らし始めてみると、例えば外食をした際などに出てくる皿やフォーク、ナイフは全てあの状態で乾燥されたものであるということに気付くとやはりあまりいい気はしないわけです。

とは言うものの慣れとは恐ろしく、少し時間が経つと、もはやそこに意識も行かなくなるところが人間の順応性の素晴らしいところなのかもしれませんが、それでも自宅では当然皿洗いの後は洗剤を洗い流していたわけです。

そんなある日、長女が現地の小学校の林間キャンプから帰ってきた後に、家の皿洗いの手伝いをしていた際に何気なく、

「これ洗剤、洗い流したらアカンらしいで。キャンプの時に、洗いものしてすすごうとしたら、みんなにその洗い方は間違ってるって言われた」と。

もはや、洗剤を洗い流す行為はUK小学生の間では間違った行為であるという認識とは…(-_-)

これには更に続きがあり、

「あの子ら、歯磨いた後も口すすがへんねんで」と。

「ていうか、中には歯磨かんと、指に歯磨き粉付けて歯に塗ってそのまま寝てる子もおったで」と。

イギリスでは、洗剤は流さんのが流儀のようですね。

ただ、歯磨き粉に関しては、その成分にフッ素が含まれていて、過剰に口をすすぐのはそれを洗い流してしまうため、逆効果であり、日本の歯医者さんでも歯磨き粉で歯を磨いた後は口をゆすがないのが正しいと言ってる方もいるようで、これはもしかするとイギリス流の方に理があるのかもしれませんね・・・。