今後、入試においても「英作文」から「Writing」へと変わっていくことはこ
英作文に関してはもはや説明は不要ですね。いわゆる「和文英訳」のことで、与えられた日本語の文章を英語に直すと言う翻訳 作業をするわけですが、これに対してWritingは翻訳作業ではなく、与えられたテーマやお題に関して、自分で「書き言葉で」意見を述べるという力が要求されるわけです(こう書くと、従来も翻訳型の英作だけではなく自由英作もあったやん、と言われることがあるのですが、基本的には従来の自由英作と、いわゆるAcademic Writingは似て非なるものと考えてもらってよいかと思います。その理由は以下に…)。
そうなると必要となってくるのが、英語で文章を書く際の文章作法、 つまり英語での文章の書き方です(これは正しい文法知識とか、コロケーションがどうとかといったレベルの話ではありません)。 こういった英語での文章作法に関しても少しずつ指導され始めている学校もあるよう ですが、英語の文章と日本語の文章は基本的に文章構成のスタイルが大きく異なっており、 日本語の「起承転結」型の文章スタイルを英語のWritingに持 ち込むと国際社会では激しく読者に混乱をもたらすわけです…(^_^;)。
ですのでWritingにおいては、まず「何を書くか」と言うよりも「どう書くか」ということをきっちりと叩き込まないと、いくら正しい文 章を書いたところで高い評価がもらえないということになりかねないわけで…。
この辺の事情に関しては、英検もついに3級からWritingテストを導入してきましたの で、 英検をコンスタントに受け続けているとその準備の過程で少しずつマスターしていける のかなとも思っています。
何はともあれ、Writingの第一歩は何を書くかではなく、スタイルです。