英語がつかえるって? その2

前回のブログでは、その冒頭で

英語が「つかえる」人ってどんな人???

という問いについて、少し考えてもらいました。

 

そして、この問いかけに対して、

ネイティヴのような発音で、欧米人と流暢に英会話を楽しんでいる人

 

という回答が、平均的な日本人が頭に思い浮かべる最大公約数的なイメージではないか?という仮定に基づき、つらつらと書いてみました。

 

今回は、そのイメージについて、更にお尋ねします。

英語の「つかえる人」がもっぱら日常で英語を話す相手

 

というのは常に欧米人なのでしょうか?(^_^;)

 

 

統計上、全世界のイングリッシュ・スピーカーのうち、

 

ノンネイティブの占める割合は約70

 

と言われています。

つまり、この地球上に存在するネイティブのイングリッシュスピーカーの数は約30%に過ぎない、と。

ということは・・・

 

今の子供達が、将来英語を使ってコミュニケーションを図る相手

 

というのは、確率論上「英語を第一言語とする人達ではない」可能性の方が圧倒的に高いということになるわけです。 

ここから導き出されること・・・

 

英語はもはや、上記5カ国(英・米・加・豪州)で暮らすネイティヴ・スピーカーたち固有の言語ではなく、

 

グローバル・ランゲージ(国際語)

 

である、と。

 

このように見てくると前回の冒頭の、英語を「つかえる人」というイメージが、いかに実際の現状とそぐわない、もしかすると人為的に創りあげられたイメージに過ぎないかもしれない可能性が高いということに気づかれたかも知れません。

【つづく】

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